ホームページを維持するために、サーバーにはどれくらいの費用をかけていますか?
さくらサーバーやXサーバーといったサーバーの専門会社や、NTTやGMO、光インターネットといった電話やインターネット回線を管理する会社など、様々な会社がサーバーのレンタルサービスを提供しています。
価格も1ヶ月あたり数百円から数千円と様々。
無駄なくホームページを運用するためには、どんなサービスが必要か、あるいは不要なのかを見極めることが大切です。
自分がどの程度理解し、管理できるかがポイント
1. 高いけどサポートが充実しているレンタルサーバー
サーバーに関するサービスは二極化していて、ひとつには営業マンが訪問し、対面で説明した上で契約、その後もトラブルがあればお客さまごとの状況を把握しながら電話や訪問でサポートするタイプがあります。
大手の通信会社に多く、費用は1ヶ月あたり2,000~4,000円程度と高額な部類に入ります。
ホームページの管理はインターネットに関する多様な知識が必要で、詳しくない方には難しいことが多いのも事実。
「費用がかかっても面倒なことや難しいことはすべて任せて、ストレスなくホームページを運用したい」という方に適しています。
2.安くて自分で判断したり設定をする必要があるレンタルサーバー
一方でサーバーサービスを専門としている会社の多くは、お客さまごとのアカウント情報を事細かに把握して手厚くサポートする営業マンを置かず、電話やチャットのみで対応しています。
サポートはあるけれど、ご自身のホームページの状況を口頭あるいは文章で説明し、指示された内容に沿って自分で操作していくスタイルが大半です。
その分費用は安く、1ヶ月あたり数百円~1,000円程度。
どちらがいいかはお客さまの知識や、管理にかけられる時間と費用のバランスによって変わってきます。
高くても充実していないサービスに注意
サーバーを契約する際に注意が必要なのは、「高くてもサービスが充実しているわけではない」という点。
現在、新しく作られるホームページの多くは、WordPress(ワードプレス)という、ホームページの制作知識を持たない人でも気軽にコンテンツを管理できるシステムを使って作られています。
WordPressはサーバーにある程度の容量が必要なので、サーバーの専門会社などが提供する100円程度のミニマムなサービスは適用できないことがよくあります。
ただ高額なサービスであれば必ずWordPressが使用できるのかというと、決してそうではないのがポイント。
10数年前、ホームページ制作が激増した時期にサービスを開始したものの、その後の進化に対応することなくサービスを維持しているだけという会社も多く見られます。
「昔作ったホームページを月2,000円払って維持していたけれど、新しくWordPressでホームページを作り直そうと思ったら、これまでのサーバーではアップロードできなかった」というケースも。
ホームページをリニューアルする場合は、費用だけでなくどんな環境が必要になるのかを事前に確認しておくことが大切です。