- ホームページを作ったけど思うような成果が出ない
- 制作費用を払ったのに、問い合わせが増えない
- せっかく作ったのに、更新が滞ってしまっている
こんな悩みを抱えている方は少なくありません。
私たちは日頃からホームページ制作に携わる中で、様々な失敗するケースや、失敗しそうな事例を目にしてきました。そこで今回は、ホームページ制作で陥りがちな6つの失敗パターンと、それらを避けるためのポイントについてお伝えします。
この記事を読むことで、ホームページ制作を依頼する際の気をつける点を理解し、効果的なウェブ戦略を立てる基礎知識が身につくはずです。ぜひ最後まで読んでいただき、自社のホームページ制作に活かしてください。
陥りがちな失敗パターン6選
1. ホームページを「初期費用なしで月額◯万円」というようなローン契約で支払おうとする
いきなりお金の話と、かつ個人的な偏見になっていまい、大変恐縮なのですが、ホームページの制作費用をローンで支払おうとする人は、失敗のリスクが高くなります。
弊社では新規で0からホームページを作りたいという方だけではなく、今までホームページを持っていて、それをリニューアルしたいという依頼も多く受けてきました。
そのときに、以前のサイトの課題や不満をヒアリングするのですが、その際に、「初期費用なしで月々◯万円払いだから、あんまりなにも考えずに丸投げして作ってもらった」という声を非常によく聞きます。
- 月々の支払額だけでなく、総額での投資価値を判断することが重要です。
- ローン契約は割高になりがちなため、その点を理解する必要があります。
- ホームページ制作費用を投資として捉えられるかどうかが成功の鍵となります。
2. 成果をイメージしないまま依頼する
明確な目標設定なしにホームページを制作すると、成功か失敗の判断が難しくなります。
「採用のためのホームページなのか、集客のためのホームページなのか、また月に何件問い合わせが来たら理想なのか」、このあたりをはっきりとイメージできていると、自ずとホームページの方向性もしっかりと定まってきます。
- 成功や失敗の基準が不明確だと、効果的な改善ができません。
- 漠然とした期待だけでは、具体的な施策を立てるのが難しくなります。
3. 成果が出る方法や流れをイメージできていない
漠然とした期待だけでホームページを制作すると、効果的な活用ができません。以下のような考え方は危険です。
- 「とりあえず作ればなんとかなる」
- 「広告を打てば良い」
- 「SNS(例:インスタグラム)での集客に頼れば大丈夫」
4. 補助金に頼りすぎる
補助金の活用はとても良い手段ですが、それに頼りすぎると失敗のリスクが高まります。以下の点に注意が必要です。
- 総額コストを意識せず、補助金額だけに注目してしまう。
- 投資価値を十分に検討せずに、「補助金があるから」という理由で制作を決めてしまう。
5. 他のWeb施策とバラバラになっている
ホームページをいくつも作ってきて思うのは、ホームページはあくまで全体のマーケティング戦略の中の中心であり、受け皿であるという点です。(もちろんホームページがなくても成り立つビジネスはありますが)
なので、ホームページを独立した存在として扱うと、効果的なマーケティングができません。以下のような問題が生じる可能性があります。
- SEO、SNS、メールマーケティングなど、他のデジタル施策との連携が不十分。
- オフラインのマーケティング活動との整合性がとれていない。
6. ホームページの制作や運用を丸投げで、理解しようとしない
制作会社やマーケティング会社に全てを任せきりにすると、独自性のあるサイトを作ることが難しくなりますし、なかなか成果を上げることが難しくなります。
具体的には、以下のような問題が生じる可能性があります。
- サイトの内容が薄くなり、差別化が困難になる。
- 事業者自身のアイデアや知見を活かせないため、魅力的なコンテンツが作りにくくなる。
- 運用や更新が滞り、鮮度の低下につながる。
失敗しないためのポイント
こういった以上の点を踏まえて、じゃあどうすれば良いのかというのを考えてみました。
ホームページ制作を依頼するときの心構えや考え方ということになりますが、参考になればと思います。
質問しやすい関係性の業者と付き合う
- 質問への対応が丁寧で分かりやすい業者を選ぶ。
- 定期的なミーティングや報告の機会を設けてくれる業者を選ぶ。
適切な回答が得られる業者を選ぶ
- 業界の最新トレンドや技術に関する知識が豊富な業者を選ぶ。
- 過去の実績や成功事例を具体的に説明できる業者を選ぶ。
一緒に悩んでくれる業者を選ぶ
- クライアントの課題に対して、複数の解決策を提案できる業者を選ぶ。
- 新しいアイデアを柔軟に取り入れられる業者を選ぶ。
自分でできないことを依頼するというスタンスで向き合う
- 自社でできる部分は積極的に担当する。
- 専門知識が必要な部分は外部に依頼する。
- 最終的な判断は自社で行う。
最後に
ホームページは、単なる見た目だけのものではなく、ビジネス戦略の重要な一部です。失敗を避けるためには、明確な目標設定、総合的なマーケティング戦略との連携、そして適切なパートナー選びが不可欠です。
自社の強みを理解し、それをホームページに効果的に反映させることで、差別化ができ、ビジネスの成長につなげることができます。ホームページ制作を「投資」として捉えれるかどうかがキモで、そこに継続的な改善と運用を行うことで、ようやく成功に近づけれるのかなと思います。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
本記事で紹介した失敗パターンとポイントがあなたの役に立てば幸いです。