ホームページの作成費用相場は?依頼先別の相場や費用を抑えるポイントを解説!

  • 2023.07.14
  • ホームページ制作

ホームページの作成を検討している際に気になるのは、どれくらいの費用がかかるのかということではないでしょうか?

この記事では、依頼先別のホームページ作成にかかる費用相場について詳しく解説していきます。依頼先ごとのメリット・デメリットや費用を抑えるポイントについても触れているので、ホームページ作成を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ホームページ作成にかかる費用相場

ホームページ作成にかかる費用相場は、LP(ランディングページ)で約20万円〜50万円、3〜9ページの中規模サイトで約30万円〜100万円、10ページ以上の大規模サイトで約80万円〜200万円、ECサイトで約50万円〜300万円、オウンドメディアで約20万円〜3000万円程度となります。

サイトの種類 費用相場
LP 約20万円〜50万円
中規模サイト 約30万円〜100万円
大規模サイト 約80万円〜200万円
ECサイト 約50万円〜300万円
オウンドメディア 約20万円〜300万円

ただし、こちらの費用はあくまで一般的な制作会社に依頼した際の相場目安となります。

後ほど詳しく解説していきますが、広告代理店に依頼した場合は上記の費用より2〜3割ほど高くなる傾向にあり、フリーランスに依頼した場合は上記の費用より安く済むケースが多いです。

ホームページの作成費用が決まるポイント

ホームページ作成の費用相場を見てもらったら分かると思いますが、同じ規模のサイトでも費用にかなりの差があります。ここでは、なぜこれほどの差が出てしまうのかについて解説していきます。

まず、ホームページの作成費用が決まるポイントには以下のようなものがあります。

  • 作成するホームページの種類やページ数
  • 作業の依頼先
  • 特殊な機能の有無

それぞれについて詳しく解説していきます。

作成するホームページの種類やページ数

作成するホームページの種類は、費用を決める上で非常に大きなポイントになります。ホームページは下記のような種類に分けることができます。

  • LP(ランディングページ)
  • 中規模サイト(3〜9ページ程度)
  • 大規模サイト(10ページ以上)
  • ECサイト
  • オウンドメディア

LP(ランディングページ)とは、「商品購入やサービス契約などへの誘導が目的のページ」で、基本的には縦長の1ページで作成される場合が多いです。ページ数が少ないため、機能などにもよりますが、比較的安く済む傾向にあります。

3〜9ページ程度の中規模サイトは一般的なコーポレートサイト(企業サイト)に多く、ランディングページよりは高くなる場合が多いです。10ページを超える大規模サイトになってくると、ページ数が多い分費用がより高くなるでしょう。

ECサイトは、インターネット上で商品購入が可能なサイトのことで、一般的なコーポレートサイトよりも専門知識が必要になってくるので、費用がより高くなる傾向にあります。また、制作費用とは別にショッピングカートのシステム利用料やクレジットカード手数料などの運用費用が毎月かかることが多いです。

ただし、「BASE」といった、あれでも手軽にECサイトを構築できるサービスのようなものを利用すれば、凝ったデザインのサイトを作るのは無理ですが、費用を抑えることが可能になります。

オウンドメディアは、ユーザーにとって役に立つ情報を発信するために作るサイトになります。オウンドメディアはさまざまなキーワードに対してお役立ち記事や商品などの紹介記事を書いていく必要があるため、初期費用だけでなく継続的に費用が発生するケースが多いです。

作業の依頼先

ホームページの作成の依頼先によって、同じ仕様でも作成費用が変わってくるケースがあります。ホームページ作成の依頼先は、大きく分けて「制作会社」「広告代理店」「フリーランス」の3つになります。

この中で、最も一般的なのは制作会社になりますが、広告代理店に依頼した場合は、制作会社に依頼した費用よりも2〜3割ほど高くなる傾向にあります。これは、ホームページ作成だけでなく、その後の運用や集客までサポートを行ってくれる分の費用が上乗せされているためです。また、広告代理店の場合は、サイトの制作を外部に依頼するケースも多く、中間マージンが上乗せされるため費用が高くなります。

一方、フリーランスであれば、制作会社よりも安い費用で引き受けてくれることが多いでしょう。

また、制作会社の中でも、費用相場が変わってくる場合があります。例えば小規模な制作会社の場合はそれほど費用がかからないが、中規模・大規模な制作会社になってくると費用が高くなってくるといったことが挙げられます。

特殊な機能の有無

ホームページに、独自の予約システムやお問い合わせフォーム、商品の並び替え機能などをつける場合は、付けない場合と比較して費用が高くなってしまいます。特に、複雑な機能になればなるほど工数がかかる分、費用も高くなる傾向にあります。

ホームページの作成費用を抑えたい場合は、本当に必要な機能かどうかをしっかり考えた上で実装してもらうようにしましょう。

ホームページ作成の依頼先とは?

先ほど少し紹介した通り、ホームページ作成の依頼先には大きく分けて下記の3つがあります。

それぞれの詳しい費用相場やメリット・デメリットに関しては次の項目で詳しく解説していくので、ここでは概要のみ解説していきます。

  • 制作会社
  • 広告代理店
  • フリーランス

制作会社

制作会社は、ホームページ作成を検討する際の最も一般的な依頼先になります。ホームページ作成のみを行ってくれる場合と、その後の運用やサイトの分析・改善なども行ってくれる場合があるので、どこまでの作業を依頼するのかをあらかじめ決めておくようにしましょう。

広告代理店

広告代理店は、ホームページの作成とその後の集客に関する運用や広告の出稿まで対応してくれます。

ホームページ作成の依頼先の中では最も費用が高くなります。その分、サポートの手厚さや実績の面でのメリットは大きいでしょう。

フリーランス

フリーランスは、個人でホームページ作成を請け負っている場合が多く、費用相場は比較的安くなるケースが多いです。ただし、企業ほどの実績がない場合も多く、何かあった際に連絡が取れなくなってしまうこともあるので、信頼関係を持って依頼できるかが重要なポイントになってきます。

自社で作成

もし、社内にホームページ作成に関する知識を持っている人がいる場合は、社内で作成することも可能です。最近ではWordPressと呼ばれるシステムを使用してホームページを作成するケースも増えてきており、知識さえあれば費用をほとんどかけずにホームページの作成やブログ・お知らせの投稿をすることができるでしょう。

また、デザインにこだわりがなく、なんでもいいからとりあえずホームページが欲しいといった場合には、「ペライチ」や「Wix」といったホームページ作成ツールを使用することで、費用を抑えつつホームページを作成することが可能です。

制作会社に依頼した際の費用相場やメリット・デメリット

費用相場

 

サイトの種類 費用相場
LP 約20万円〜50万円
中規模サイト 約30万円〜100万円
大規模サイト 約80万円〜200万円
ECサイト 約50万円〜300万円
オウンドメディア 約20万円〜300万円

制作会社に依頼するメリット

ホームページの作成を制作会社に依頼する一番のメリットは費用と品質のバランスが最も取れているという点です。ある程度の規模の会社であれば、実績も十分あるので品質もある程度担保されています。また、自分に合った最適な提案をしてくれるため、希望に沿ったサイトが完成しやすいでしょう。

費用に関しては広告代理店ほど高くなく、品質に関してはフリーランスよりも高いケースが多いので、最もバランスの取れた依頼先だと言えるでしょう。

制作会社に依頼するデメリット

制作会社にホームページ作成を依頼するデメリットは、ホームページの集客が得意な企業ばかりではないという点です。例えば、デザインがすごくカッコいいが使いにくくお問い合わせの少ないサイトと、デザインは微妙だが使いやすくお問い合わせが多いサイトだと、後者の方が効果の面では優位と言えます。

しかし、制作会社は前者に特化しているケースも多く、ユーザーにとって使いにくいサイトが出来上がってしまうリスクがあります。

可能であれば、契約をする前に制作会社の制作実績などから制作サイトのクオリティや使いやすさを確認しておくようにしましょう。

広告代理店に依頼した際の費用相場やメリット・デメリット

費用相場

サイトの種類 費用相場
LP 約25万円〜65万円
中規模サイト 約35万円〜125万円
大規模サイト 約100万円〜250万円
ECサイト 約60万円〜350万円
オウンドメディア 約25万円〜350万円

広告代理店に依頼するメリット

広告代理店にホームページ作成の依頼をするメリットは、ホームページの作成だけでなくその後の集客に関するサポートを行ってくれるという点です。広告を運用しての集客や、Google検索結果で上位表示させるための施策に関する実績が多いので、ホームページの作成から運用・集客まで一気に任せることができるのは大きなメリットだと言えます。

広告代理店に依頼するデメリット

広告代理店に依頼するデメリットは費用が高額になりやすいという点です。制作会社に依頼する場合と比べて、集客や運用などに関するサポート費用が発生するので、その分費用が高くなってしまいます。

また、広告運用も行う場合は、広告の出稿費用も別途かかってくるでしょう。

フリーランスに依頼した際の費用相場やメリット・デメリット

費用相場

 

サイトの種類 費用相場
LP 約10万円〜20万円
中規模サイト 約15万円〜40万円
大規模サイト 約30万円〜60万円
ECサイト ※対応していないケースが多い
オウンドメディア ※対応していないケースが多い

フリーランスに依頼するメリット

フリーランスに依頼する最大のメリットは、なんといっても費用を抑えられるという点でしょう。依頼する会社の規模にもよるので一概には言えませんが、基本的には制作会社や広告代理店に依頼するよりも安くするケースが多いです。

また、会社に比べて臨機応変に対応してくれることもあるので、何か気になることがあれば相談してみてもいいでしょう。

フリーランスに依頼するデメリット

フリーランスに依頼するデメリットは、品質や信頼性の面で劣ってしまうというところです。依頼相手が個人の扱いになるため、連絡が遅い・コミュニケーションが取りにくいといったこともありますし、最悪の場合途中で連絡が取れなくなるといったケースも考えられます。

また、品質に関しても実績が少ない場合は、思ったようなサイトにならないこともあるでしょう。

もちろん、フリーランスでもスムーズに作業を進められる方はいるので、品質と信頼性と費用のバランスを考えて依頼を検討するようにしましょう。

自社でホームページを作成した際のメリット・デメリット

自社で作成するメリット

外部にホームページ作成を頼まずに自社で作成を行うメリットは、費用がほとんどかからないという点です。もちろん、作業を行う人のリソースは必要になってきますが、多くの場合費用は外部に依頼するより安くなりますし、ホームページ作成に関する知識がある場合は、費用をほぼかけずにクオリティの高いホームページを作ることができるでしょう。

また、やりとりに関しても社内で完結するので、コミュニケーションを取りやすいのもメリットだと言えます。

自社で作成するデメリット

自社でホームページ作成を行うデメリットには、専門知識がない場合は凝ったデザインのホームページは作れない、社内リソースが必要になる、集客が難しいなどがあります。

ホームページに関する知識がない場合、基本的にはテンプレートと呼ばれる基本の骨組みだけ用意されていて、その中の画像やテキストを変えるだけでホームページが完成するものを使用することになります。

簡単にできる分、決まったデザインでしか作ることができないので、凝ったホームページを作りたいと考えている場合には物足りなく感じるでしょう。

また、ホームページ作成後には広告運用を行ったり、サイト内のコンテンツを増やして集客に繋げていく必要がありますが、こちらも専門知識がない場合は社内で行うのは難しいです。

ホームページの作成費用を抑えるポイント

ここでは、ホームページの作成にかかる費用を抑えるポイントについて解説していきます。

写真などの素材を自分で用意する

ホームページを作成する際には、会社のロゴデータやページ内で使用する写真やテキストが必要になってきます。特に写真に関しては、デザインを作成する段階でプロのカメラマンに依頼をして、職場の雰囲気やスタッフ写真、会社の外観などの撮影を行うケースが多いです。

費用が追加で発生してしまうため、もし自分たちで写真を用意することができれば、その分の費用を抑えることが可能です。

ただし、どうしてもプロが撮影した写真と社内で撮影した写真とではクオリティに差が出てしまうので、目指すサイトの雰囲気などに応じて、ホームページ内で使用する写真にお金をかけるべきかの判断をすることが大切です。

テンプレートの使用を検討する

一からホームページを作るのではなく、あらかじめ用意されているテンプレートを使用することによって、費用を抑えることができます。無料のホームページ作成ツールやサービスを使うことで、費用を大幅にカットすることができますし、制作会社に依頼する場合でも、その会社内でテンプレートを使っている場合は、それを使用することで費用を削減することが可能です。

その代わり、凝ったデザインや独自の機能をつけることは難しいので注意が必要です。

不要なページや機能は削る

ホームページを作成する際に、ついつい色々なページや機能を追加しようと考えてしまうかもしれませんが、費用を抑えたい場合は本当に必要なページだけに絞って作っていくことが大切です。例えば、現時点で人を採用する予定がない場合は「採用情報」ページは不要ですし、「会社概要」と「企業理念」が別れている場合、構成次第では1つにまとめることが可能です。

また、ユーザーの利便性を考えて、予約システムを作ろうとしている場合も、もし社内の体制的に1日に数件程度の予約しか受けられないといった場合は、通常のお問い合わせフォームで十分という考え方もできるでしょう。

ページや機能に関しては、メリット・デメリットなどを考えて答えを出す必要があるので、制作会社や広告代理店の方に相談しながら決めることをおすすめします。

複数の会社に見積もりを依頼する

ホームページ作成の依頼先を決める際には、2社以上に見積もりを取ることをおすすめします。1社だけだと提示された費用が相場より高いか安いかなどの判断をすることができませんし、作業の進め方や打ち合わせの内容に関しても適切なのかが分かりません。

依頼先の比較を行うことで、客観的に判断することができるようになるので、可能な限り複数の会社に見積もり依頼をするようにしましょう。

ホームページ作成で失敗しないための注意点

最後にホームページ作成を外部に依頼する際に、失敗しないための注意点を紹介していきます。

ターゲットや目的を明確にしておく

ホームページを作成する目的やターゲットをある程度明確にしておくことで、より効果的なホームページを作ることができます。年齢や性別などのターゲットが明確になっていれば、サイト全体の色味や雰囲気を決めやすくなります。

また、ホームページを作る目的が決まっていれば、どういったサイト構成にするか、広告にどれくらいの費用をかけるかなどの判断材料となるでしょう。

信頼できる担当者と作業をしていく

ホームページが完成するまでの間、担当者とメールや電話、対面で随時やりとりを行うことになります。もし担当者の態度がおかしかったり、連絡がなかなか取れないといった場合には、作業をスムーズに進めることができず、ストレスが溜まってしまうでしょう。

完成するホームページのクオリティや費用ももちろん大切ですが、担当者が信頼できるかどうかという点にも着目して依頼する会社を選ぶようにしましょう。

まとめ

ホームページの作成費用は、基本的に依頼先がフリーランス、制作会社、広告代理店の順に高くなる傾向にあります。また、サイトの種類やページ数によっても費用が大きく変わってきます。

それぞれの依頼先にはメリット・デメリットがあるので、自分の作りたいホームページと予算に合わせて依頼先を決めていきましょう。

自社でホームページを作成することも可能ですが、専門知識や社内リソースが必要になってくるので、本格的なホームページ作成を行いたい場合は外部の会社に依頼をするようにしましょう。

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Writer この記事を書いた人

清水 信行 代表 / デザイナー

1989年岡山県生まれ、岡山在住。制作会社に3年勤務した後に独立し、その後2年フリーランスとして活動後、法人化。5年間で制作したwebサイトは200件以上で、現在はディレクションからデザイン、コーディング、コンサルティングまでweb制作業務全般を幅広くこなす。

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