最近ホームページ制作の単純な依頼だけではなく、制作会社を切り替えたい、依頼している途中のサイトがあるけど、引き継いでやってほしい、というような相談が増えています。
そこで最近思うことがあったので、こちらで記事にしてみました。
ホームページなんて誰でも作れると言われるノーコード(NoCode)時代
最近になって制作界隈でよく耳にするようになった、ノーコード。
ノーコードとは、HTMLやCSSやjavascript、といったプログラミング言語の記述をせずに、webサービスやアプリやソフトウェア、ホームページ、ネットショップを簡単に作ることができるサービスのことです。
昔からこのようなサービスはあったのですが、最近になって特に増えてきているように感じます。
ホームページ制作に関わるサービスだけでも、
- ホームページビルダー
- jimdo
- wix
- STUDIO
- stores.jp
- shopify
などなど、これ以外にもたくさんあります。
そういう流れがある中「ウェブ制作会社なんてなくなっていく」というような論調の話もこの業界に入ってからよく耳にもします。
クライアント様側から考えると、「自分達でも作れるんじゃないの?じゃあなんでプロに依頼する必要があるの?」と考えるのは自然な流れかと思います。
だけど、僕個人としては今後も僕らweb制作会社の役割はあると思っています。
誰でも作れる = 制作会社が必要なくなるというわけではない
「みんなが料理を作れるから、飲食店はいらなくなるのか、というとそうでもないよね」、という話だと思っていて、誰でもホームページというものを作れるようになったからといって、それで制作会社が必要なくなるわけではないんじゃなかなと。
僕もこの業界に入って7年目ほどになり、100を超えるクライアント様とやり取りをしてきて、色んなニーズ、悩みを聞いてきました。
集客をしたい、売上を上げたい、問い合わせを増やしたい、というニーズはもちろんとして、
- 忙しいから任せたい
- 作れるかもだけど、何を使えばわからない
- どういうサイトを作ればいいかわからない
- どういう内容を入れればいいかわからない
- 自社の打ち出すべき強みがわからない
- 料金表などを全部載せるべきか悩む
- いい写真がない
- 文章力がない
などなど、クライアント様によって様々な悩みがあります。
それらに応えるのが僕ら制作会社の役割ですし、だからこそただ作るだけではない、お客様に寄り添える、課題解決型・コンサルティング型の制作会社でないと生き残っていけないと思っています。
事業をしっかりと把握し、舵取りができるビジネスパートナーとして
クライアントごとに異なるビジネスモデルだからこそ、同じサイトは一つとして存在しません。
一昔前のようにホームページがありさえすれば良い時代は終わって、誰もが持っているからこそ、差別化が必要な時代になっています。
だからこそ僕らに求められるのはコンサルティング的な要素だと思っています。
ただ作れるだけだと意味がないとは常々思っていて、クライアント様のビジネスモデルを把握して、どうやって売上や問い合わせを増やせるかを踏まえた提案ができて、かつそれを実装できることが必要なのかなと。
また上記で述べたようなノーコードと呼ばれる便利なサービスはどんどん増えていくので、それを常に情報をアップデートしながら、最適なものをお客様に提供してくのも一つの価値だと思います。
僕らは手を動かすだけの制作会社じゃなく、課題解決型のコンサルティング型のweb制作会社を目指していきます。