「広告をやりたいんですけど…まず何から考えたらいいですか?」
Webサイトの制作とあわせて、最近ご相談が増えてきているのが「Web広告」の話です。
特にInstagram広告など、SNSを中心に集客をしたいという声は年々増えています。ただし、いざ広告をやってみようと思っても、
- 「何から考えればいいのか分からない」
- 「そもそも予算っていくらかかるの?」
- 「どこに頼めばいいんだろう?」
というように、わからないことだらけなのが正直なところだと思います。
この記事では、広告を始めたい方に向けて、実際の相談内容をベースに「考える順番」でやさしく整理していきます。
Step1|まずは「何のために広告を出したいのか」を明確にする
Web広告を考えるきっかけは、人によってさまざまです。よくあるのは以下の3パターンです。
- イベント・キャンペーンのために集客したい(短期集中型)
- 普段から常時、集客の基盤をつくりたい(B2C向けなど)
- 認知を広げたり、ブランドを育てたい(中長期ブランディング)
目的によって、適切な出し方・選ぶ媒体が大きく変わります。
Step2|目的に応じて、使う広告の種類を選ぶ
広告媒体を選ぶとき、大事なのは「どういう状況の人に届けたいか」です。
たとえば次のような考え方があります。
▷検索して探している“顕在層”には
→ Google検索広告 / Yahoo広告
…すでに「○○を探している」状態の人に対して、ニーズに直結した広告を表示できます。
▷なんとなく興味ありそうな“潜在層”には
→ Instagram広告 / TikTok広告 / バナー広告
…ターゲット層の興味・属性から届けたい人を絞り込む。ビジュアルや雰囲気重視。
▷補助的な広がりが欲しいときには
→ Googleディスプレイ広告 / YouTube広告
…「見かけたことある」「気になっていた」を後押しするリマーケティングなどにも活用できます。
✏️「若者=Instagram、年配=Google」みたいなメディアの“属性”から考えるよりも、
「どういう目的・シーンで届けたいか?」から選ぶほうが、実は失敗しません。
Step3|広告の予算はどう考える?
ご相談の際に一番多いのが、「で、いくらかかるんですか?」という話です。
私がお答えしているのは、「まずは、ご自身が“痛まない金額”から始めてみてください」ということ。
感覚的には「今月これくらいなら、出してもまあ納得できる」という範囲からスタートしてOKです。
そのうえで、もう少し具体的に言うと…
【広告費の目安感】
たとえば:
- 「10人のイベント参加者を集めたい」
- そのために「1人あたり5,000円〜1万円程度」かかると仮定
- → 最低 5万円〜10万円 程度の広告費が必要
というような逆算になります。
とはいえ、予算がそこまで取れない場合もあります。
そんなときは「まずは可能な範囲で1ヶ月だけテスト運用してみましょう」とご提案しています。3万円でも2万円でも、“試す”ことから始めるのが大事です。
Step4|実際に出すには? 自分でやる or 頼む?
Web広告の出し方には、主に2つの方法があります。
● 自分で出す場合
- 管理画面の操作や設定は少しハードルあり
- SNS広告は自分の投稿をそのまま活用できることも
- ターゲティング設定や予算調整が必要
- 自分で学びたい・試したい人にはおすすめ
● 制作会社や代理店に頼む場合
- バナー制作・配信設計・運用まで任せられる
- LP(ランディングページ)の制作も含めた設計が可能
- 成果を出すための“全体設計”を依頼できる
弊社のような制作会社+広告運用の支援ができるところであれば、
単なる“出稿”だけでなく、受け皿まで設計した上での運用が可能です。
Step5|テストから始めて、改善しながら進める
広告は「出せば終わり」ではありません。
むしろ大事なのは「出したあと、どうだったかを見て改善する」ことです。
- どのクリエイティブが反応が良かったか
- どんな属性の人に届いているのか
- ページの改善でCVR(成果)が変わるか
まずは 1ヶ月〜3ヶ月のテスト期間でしっかり傾向を見た上で、
改善するか・続けるか・やめるかを判断するのが健全なスタイルです。
最後に|「広告」は、目的と戦略があってこそ意味がある
広告は、ただ出すだけで魔法のように人が集まるものではありません。
目的・ターゲット・訴求内容・予算・運用方法──
このすべてが組み合わさって、はじめて「意味のある広告」になります。
わからないことが多いからこそ、誰かに相談して“全体設計”から始めることをおすすめします。
📩 ご相談受付中
弊社では、サイト制作から広告運用まで一貫して支援しています。
「まず話を聞いてみたい」という段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。