以前作ったホームページを新しくする場合、ドメインはそのまま使うのか、新しく取り直すのかを検討すると思います。
当社では、基本的にドメインはそのまま生かすことをおすすめしています。
ただこれまでの集客の仕方などによっては、新しいドメインを取り直した方がいい場合もあります。
過去のSEO対策が問題に
ドメインの取り直しを検討した方がいい場合について説明します。
過去においてホームページを長く持っていたり、よく見られていた、あるいはホームページからの集客が一定数あった場合、そのホームページは「ドメインパワーが強い」と言えます。
デザインを新しくしてもその力は変わらないので、基本的にはドメインをそのままにしてリニューアルする方が有利です。
ただGoogleやYahoo!といった検索エンジンのルールは頻繁に変更されており、5~10年くらい前のSEO対策が、現在はルール違反だと見なされている場合があります。
例えば被リンク。例えば外部サイトに自社のサイトのURLが記載してある、クリックすると直接飛べるバナーが貼ってあるといった「被リンク」の量は、多ければ多いほどホームページは高く評価されていました。
ただ外部サイトがどんなサイトであるかは評価対象ではなかったため、安く大量に作られた実態のないサイトからの被リンクによって、検索順位を上げるホームページや、被リンクを請け負う業者がたくさんありました。
それが「ブラックハット」と呼ばれる手法です。
現在、ブラックハットはルール違反とされており、Googleなどが違反と判断したホームページは検索順位が100位以下といった非常に見られにくい場所に飛ばされている可能性があります。
「古いから見てもらえなくなった」のではなく、ペナルティを受けて圏外に飛ばされて見てもらえなくなっているかもしれないということですね。
知らないうちにブラックハットを行っている場合も
ブラックハットについて注意が必要なのは、「ホームページの所有者が知らないうちに行われているかもしれない」という点です。
現在、ブラックハットがルール違反であることは多くの人が知っているので、それをサービスにしている業者は減りました。
ただそれがSEO対策のひとつと見なされていた時期は、「ブラックハット」や「被リンク」という名称ではなく、「SEO対策」として案内されていた可能性があります。
「少ない費用で検索順位を上げることができる」と言われて契約したサービスによって、実体のないサイトからの被リンクを大量に購入している場合があるわけです。
契約を終了しても業者がリンクを外すことはほとんどないので、知らないうちにホームページはルール違反を犯し、違法なサイトとみなされていることも。
当社でリニューアルを依頼されたホームページに悪質な被リンクがついていた場合は、それを外し検索エンジンにクリアであることを申請して再び順位を上げていくこともあります。
ただあまりにも悪質でそういった対策をしても意味がない場合は、ドメインを新しくして一からスタートされることをおすすめしています。
現在のサイトのSEOの状況を判断するのはプロでないと難しい
このように自社のサイトがペナルティを受けていて順位が上がりにくいのか、そもそも他に原因があるのかどうかについては、プロでないとなかなか難しいのが現状です。
自社サイトの検索順位が上がりにくく感じていたり、集客にお悩みであれば、まずは一度ご相談ください。