「ホームページからなかなか成果が上がらなくて困っている」「作ってくれた制作会社に伝えても時間がかかりますとしか言わない。。。」
このようなお悩みはありませんか?ホームページを作る時には完成までがゴールのように感じられますが、実際は完成してからがゴールです。この記事ではホームページから成果を上げるためにまずすべきこと・見直すべきことを上げていきます。
と、その前に、ホームページから成果を上げようと考える時に、常に思い出してほしい原則というか、公式をお伝えします。
成果 = 訪問数 × コンバージョン率
もう本当にこれだけです。何か困ったらここに立ち返れば問題ありません。
訪問数とは
サイトに流入してくれた回数の総数です。1人が5回異なる機会でアクセスすればそれは5訪問数となりますね。ここは考え方によってはPV数(何ページ見たか)であったりユーザー数でも問題はないかと思います。
コンバージョン率とは
問い合わせなどの成果(コンバージョン・CV)の割合です。基本的には100人流入してきて、そのうち何人が問い合わせに至ったかを計測します。100回の訪問があってそのうち1回問い合わせがあればコンバージョン率1%ということですね。
成果とは
ホームページからのお問い合わせをコンバージョン・成果とすることが多いです。そこからの受注に関してはもう営業マンの腕であったり商材の原因であったりすることもあるので、ウェブマーケティングとしては問い合わせまでが一般的です。
コンバージョン率は1〜3%が平均として考える
これには本当に商材によりますし、なんとも言えませんが、参考として業界別の数字があるので貼っておきます。
つまり、100(回の訪問数)×0.1(コンバージョン率)=1(問い合わせ・成果)
なので、成果を上げようと考えると単純にこの訪問数とコンバージョン率を改善し続ければ良いだけです。
店舗で言うと、売上を上げるには、お店に入って来てくれる人を増やして、買ってくれる人の割合を増やす。それだけですよね。WEBも一緒です。
成果を上げるには訪問数とコンバージョン率を上げるだけ
では具体的にそれぞれでできることを見ていきましょう。これを同時に考えるから失敗します。
注意点としてはアクセスが解析出来る状況にあって、かつコンバージョンが過去計測されていること(できれば半年以上)が前提です。そこを見ずに改善しようとしても疲弊するだけです。
訪問数を上げるには
- SEO対策
- WEB広告
- SNSで集客
- リアル・オフラインでの集客
上記がざっくりと全体の概要です。
詳しいウェブマーケティングの全体像はこちらの記事でまとめています。
SEO対策を行う
よく聞くSEO対策、ぐったりなりませんか?(笑)考えるべきことはたくさんありますが、まずは以下が出来ているか確認してください。
- ブログなどの更新できるものがある(ページ数を増やせれる状況にある)
- それぞれのページのタイトルに集客したいキーワードやエリア名などが入っているか
めちゃくちゃざっくりいうとSEOって「狙っている・集客したいキーワードがちゃんとホームページに入っていて、それはどれだけありますか?そのキーワードで入ってきた人に対して、適切な答えがありますか?」という問いに「YES」と答えれるかどうかです。
詳しくはまた別記事で書きます。
WEB広告を行う
- リスティング
- リマーケティング
- youtube動画広告
- SNS広告(facebook・instagram・twitter等)
- 記事広告
などなど、ウェブでも色んなマーケティング・広告手法があります。
これに関しては何が最適かというのは状況によって一概には言えませんが、一番コスパが良いのならリスティングかなと思います。
これもまた別記事で詳しく書きます。
SNS運用で集客を行う
このSNS運用とSNS広告がごっちゃになるお客さんが多いんですが、SNS運用というのは基本的にお金を出しても出さなくても良いです。お金を出すのであれば広告出稿になりますが、一つのアカウントとして投稿をしたりして集客につなげるというのがSNS運用ですね。
無料で始めることが出来るので、よく好まれますが、ぶっちゃけ難しいです。向き不向きがあります。ただ普通に運用しても特に成果は得られないことが多いですし、何より強いSNSのアカウントにしていくには時間もかかります。またどのSNSが自社の集客に向いているかというのも大切になってくるので、スタートする際は目標と成果を明確にして。
リアル・オフラインでの集客を行う
ここが意外と見落としがちですが、ネットだけではなく、リアルからもしっかりとホームページに繋げれるように集客を行うべきです。キャンペーンを行ってサイトへ誘導し、そこから問い合わせを増やすというのも一つの手です。
また採用サイトなんていうのは好例ですよね。ハローワークに募集を出して、そこから興味のある人がサイトに訪れるわけですから。ウェブだけで考えていたら難しいことも多いです。
コンバージョン率を上げるには
以上が流入を増やす手法ですが、コンバージョン率を上げる手法は以下になります。
- どのページ、どこを見ていても問い合わせが出来るようにする
- 問い合わせページの項目は最適化する
- 問い合わせのハードルを低くする
- 問い合わせをする特典・メリットを付与する
- サイトの導線を改善する
- サイトの見やすさを改善する
- サイトの読み込みスピードを上げる
どのページ、どこを見ていても問い合わせが出来るようにする
まず問い合わせをしやすい状態にする必要があります。ヘッダーが常に追従したり、問い合わせボタンがついてくるようにしたり、フッターまで降りたら問い合わせボタンがわかりやすいようにあったり、ユーザーに探す手間をかけないというところですね。
問い合わせページの項目は最適化する
むやみやたらに項目を増やさないようにしましょう。数があればあるだけ心理的ハードルは上がるので、下記だけで十分です。
- 名前
- 電話番号 or メールアドレス
- 問い合わせの目的
- 備考欄
これ以上予算がどうだとかプランがどうだとか問い合わせで聞くべきでは無いです。それは電話で聞きましょう。
問い合わせのハードルを低くする
一般的にホームページで問い合わせ窓口から問い合わせメールを出すのってまあまあハードル高いです。皆さん実際ホームページで問い合わせってしたことありますか?
あんまりないですよね?
ということなんで、極力ハードルは下げましょう。具体的には、
- チャットボットサービスを導入する
- 料金表などのPDFをダウンロードするためだけの窓口を作る
- ホームページからの電話もコンバージョンに加える
という辺りですね。
問い合わせをする特典・メリットを付与する
チラシだと「今だけ特典!」みたいなのありますけど、ホームページでもあるべきだと思うんですよね。わざわざ見てくれているのですから。
例えば10%オフでもいいですし、◯◯を無料!みたいなことでもいいですし、これが料金表のあたりに書いてあればなおよしだと思います。
サイトにユーザーがほしい情報を掲載する
これは当たり前のところですが、サイトの文章、大丈夫ですか?
訴求できる内容になっているかはもちろん、下記の要素は抑えられていますか?
- 問い合わせ・施工の流れがわかる
- 他社との違い・強みが明確にわかる
- 料金表・少なくともだいたいの予算感がわかる
- どんな仕事をしてきたのか実績がわかる
- 今しっかり運営されているのかブログなどが更新されているかどうか
このあたりがしっかりしていれば、信頼感のあるサイトにはなっていると思います。
サイトの導線を改善する
これはUI設計の部分になりますが、例えば会社概要のページを見て、スクロールをしたらその後どこにもいけない、みたいなページってよくあると思います。「Aのページの後はBに行って、問い合わせページが基本だな」という導線がしっかりと出来ているかは大切です。
サイトの見やすさを改善する
PCはもちろん、スマホで見やすいかどうかは大きなポイントです。
文字サイズはもちろん、ボタンは押しやすいかなどですね。またサイトの読み込みスピードを上げることも大切です。
最後に。
いかがでしたでしょうか、ホームページで成果を上げようと思った時にこのページのことを思い出して貰えれば幸いです。
グリッジはホームページ制作を行っている会社です。ディレクターは合計200を超えるお客様とやりとりをしてきた経験があり、かつデザイン、コーディングまで一気通貫で行えます。制作後のアフターとしてSEOのコンサルティングやマーケティングまで対応可能ですので、お気軽にご相談ください。