こんにちは。もう7月下旬、夏真っ盛りです。最近冷凍バナナにハマっている藤井です。
さて今回は採用サイトについてのブログを書こうと思います。
私が就活真っ只中だった数年前(数十年前!?)は就職氷河期と言われ、買い手市場。
何社受けても落とされ、なかなか就職できない学生が多かった印象があります。
その当時は採用サイトと言われるものはほぼなく、リクルートサイトからのエントリーが主流でした。
今もリクルートサイトからのエントリーが主流だとは思いますが、その中で採用サイトの存在意義や傾向についてお伝えできればと思います。
こんな方にオススメの記事です
- 採用活動がうまくできていない
- 採用サイトのことがわからない、知りたい、興味がある
- 採用サイトを作りたいと思っている
- 採用サイトの傾向を知りたい
近年の採用傾向
01.民間企業就職希望者数・求人倍率の推移
リクルートさんがわかりやすく資料をまとめてくださっていたので、そちらから参照させていただきますm(_ _)m
求人総数は23卒から全ての従業員規模で増加。求人倍率も従業員5000人以上を除けば1倍以上と売り手市場となっています。コロナ禍も落ち着き、企業が採用活動に意欲的であることが伺えます。
02.早期選考の増加
学生の就職活動時期・期間は「早期化、長期化」の傾向にあります。
要因をまとめると
- 労働力人口が中長期的に減少していくので今のうちに人員を増やしておきたい
- 企業がコロナ禍を前提とした成長戦略を描けるようになったので採用の見通しが立てやすくなった
- 景気の回復局面にある状況に乗り遅れたくないという考えから、若手人材を確実に採用していきたいという意欲が高まっている
- オンラインを活用した採用手法により採用の各プロセスが効率化
1月から就職活動をスタートし、ピークの3月には約70%の学生が動き、徐々に減少していく傾向にあります。
また面接のピークは3月で、内(々)定出しの時期は明確なピークがなく分散しています。
03.仕事に求めること
1位 安定(安定している、守られている、保証がある)
2位 貢献(社会に貢献する、人に信頼される、人の役に立つ、人に感謝される、褒められる)
3位 成長(成長し続ける、自分を鍛える、現状に甘んじない、自分を試す、吸収し続ける)
この上位3項目は数年前からずっと上位をキープ!
04.学生が企業を選ぶ基準
1位 希望する勤務地で働けそうだから
2位 業界に興味があったから
3位 製品・サービスに興味があったから
近年は勤務地の重視度が高くなっていて、加えて社名・グループ名を知っていたも高くなっています。これは仕事に求めること1位の安定にも繋がってくる傾向だと言えます。
5.学生の志望度が高まる要因と内定受理の決め手
志望度が高まる要因としては、赤色で囲まれている
- 自分自身のために十分な時間を割いてくれた
- 自分にとって魅力的な社員と出会えた
- 疑問や不安があれば解消する場や機会があった
- 採用活動における各種のやり取りが手際よく迅速だった
が増加傾向に。また5位には「ホームページやパンフレット、説明会など企業理解のための場や機会が多くあった」がランクインし、学生との接点の多さが重要視されています。
内定受理の決め手としては
- 自分のやりたい仕事(職種)ができる
- 育成に力を入れている
- 入社後のキャリアを具体的にイメージできる
が増加傾向に。また減少傾向にあるのは
- 社員や社風が魅力的である
- その企業ならではの強みが明確である
- 経営方針や戦略が魅力的である
この要因としてはコロナ禍の影響でオンライン面接などが増え、企業の雰囲気や社風、社員の魅力を伝えづらくなったということが影響しているみたいです。
学生の就職活動から見えてきたこと
学生の企業選びのポイントや内定受理の動機から見てわかるように、「学生と企業との接点の多さ」「いかに企業や社員の魅力や雰囲気を伝えられるか」が重要であるかが見て取れたかと思います。
企業をよく理解してもらえる、すなわち入社後のギャップを減らすことで離職率を抑えることにもつながっていきます。
前置きが長くなってしまいましたが、Part02では採用サイトについて詳しく説明していければと思います。