ホームページを新しくする際、これまでのサーバーではアップロードできない場合があるとお話ししました。
ではWordPressなどでホームページを作るとき、どういった点に注意すればいいのかをお話ししたいと思います。
そもそも、サーバーやドメインとは何なのか
新しくホームページを作るときは、サーバーの契約とドメインの取得が必要になります。
「ホームページが作りたいだけなのに、聞いたこともないサーバーやドメインなんてものが出てきた」と思う方もいらっしゃると思います。
そういった方のためにこれらを不動産に例えると、「サーバーは土地、ドメインは住所、ホームページはそこに建つ家」というのがイメージしやすいでしょうか。
家は土地がないと建てられませんし、家(ホームページ)に来てもらおう(集客)と思ったら、家がどこにあるかを説明する必要がありますよね。
そのときに必要になるのがドメイン(住所)です。
サーバーを管理する会社のサービスでドメインが取得できることもありますし、ドメインはサーバーとは別で取得する場合もあります。
すでに土地(サーバー)があるなら、家(ホームページ)だけを建て替えればいいわけです。
契約中のサーバーには、作りたいホームページを表示する機能があるか
これまで契約してきたサーバーをそのまま使ってホームページを新しくするときは、いくつか注意点があります。
まず当社でご依頼をいただいたときにもよくあるのが、「従来のサーバーやプランがWordPressに対応していなかった」というケース。
100円程度の非常に安いプランや、あまりアップデートされていないサービスでは起こりやすい事例です。
この場合サーバーの性能として確認すべきポイントは、
- WordPressの使用が可能であるか
- インターネット上の通信を暗号化する「SSL」は適用されるか
- 写真などを大量にアップロードしても表示できる容量があるか
という3点。
ホームページは必ずしもWordPressで作る必要はないので、他のシステムで作る場合は確認ポイントが違ってきます。
サーバーの引っ越しはあまり簡単ではない
またサーバーの管理会社のホームページでは、「ホームページを簡単お引越し!」といったキャッチフレーズで他社からの乗り換えをすすめていますが、特に会社の場合、サーバーの引っ越しはあまり簡単ではありません。
サーバーを乗り換えてホームページを表示させるだけならさほど難しくはないのですが、会社のホームページの場合は「info@会社ドメイン」の代表アドレス、また同じドメインに紐づく社員のアドレスなども新しいサーバーで管理するためにかなりの手間がかかります。
同じサーバー会社のなかでプランを変更する場合も、メールサーバーは変更になってしまうので、メールだけは元のサーバーを使うことをおすすめするケースもあります。
ただSNSやオンラインなど、お客さまとの新しいつながり方を検討されるのであれば、サーバーの乗り換えはより現実的になってくる可能性も。
現状や、今後ホームページでどういったことがしたいかによっても適切なサーバーやプランは異なりますので、今後のウェブ戦略を考えてみたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。